機動警察パトレイバー 劇場版 (1989)
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凄い才能!ビックリ!
2005/01/02
by
理屈屋
押井守監督という人を良く知りませんでしたが、この作品見てビックリしました。凄い人だと思います。
まず、登場人物の設定がそれぞれ皆、個性的で尖がってます。私は第二小隊の隊長が好きですね。あのヘナチョコぶりとたまーに見せる切れ者ぶりの落差がたまりませんね。声優さんもピッタリのイメージです。そしてその個々の人物設定が物語のはじめから終わりまで矛盾したりしないところに、想像力と人物観の深い堀下げを感じます。
ストーリーも胸に響くメッセージを持っていながら重過ぎず軽すぎず、しかも迫力を持って迫ってきます。
適所で挿入される音楽も物語を引き締め、盛り上げています。犯人の過去をたどる刑事の捜査のシーンに使われる音楽はとても謎めいていて雰囲気があります。
物語の展開も一本調子でなく、基本のストーリーの間にプログラマーの過去をだどる地味な捜査のシーンが挿入されるなど、考え抜かれ、謎めいて予想がつかないです。にもかかわらず、ストーリーが次へ進む段になると謎解きがあり、説明調にならずにそれを解いていきます。そして最後に緊張感を最大に高めて大アクションシーンへとなだれ込んで行くのです。んー、素晴らしい!上手。
諸々の表現もストレートではなく、かえってより強く伝わってくる方法を随所で用いています。例えば「天災なら仕方ない」は大人の無責任さがよーく伝わってきます。鳥と鳥かごがいくつも物語の中にでてきますが、本当にストレートでない不気味さを非常に強く感じさせられます。
アクションもスケールが大きい。箱舟の解体は実写でやって欲しいと思うくらい迫力のある絵のはずです。ラストの対決も手に汗を握ります。でも最終的に「使うものの知恵と勇気」を実証するシーンとなって物語が完結する。文句の付けようのない名作です。
アニメ作品というとどうしても子供向けと思われがちですが、むしろ子供には少し難しい作品かもしれません。
多くの大人に見て欲しい優れた作品です。未見の方には、是非一度ご覧いただきたいと思います。
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Re: 凄い才能!ビックリ!
2005/04/30 by
カイタカケン
はじめまして、理屈屋様。
押井作品は、ほとんどご覧になってるようなので、今更ながらではありますが、
「鳥(天使)」、「犬」、「魚」は、彼がよく使う「メタファー」です。
「テーマ」そのものといっても過言ではありません。
再度、他作品も含めて、ご覧になる機会がありましたら、この3点がどこに出てくるか探すのも、面白いかと・・・ -
コメントありがとうございます
2005/05/01 by
理屈屋
カイタカケン様、はじめまして。コメントをありがとうございます。
>「鳥(天使)」、「犬」、「魚」は、彼がよく使う「メタファー」です。
「テーマ」そのものといっても過言ではありません。
>再度、他作品も含めて、ご覧になる機会がありましたら、この3点がどこに出てくるか探すのも、面白いかと・・・
確かにおっしゃる通りですね。
押井監督作品では、鳥や犬や魚が異様に雰囲気を盛り上げ、言外のメッセージを感じさせてくれます。
実はこのパトレイバーを見たのがきっかけで、押井監督作品のハシゴに入り、芋づる式に次々と見てしまったのでした。
何年も前にテレビで放映したのを録画しておいて、最近見なおして監督の凄さに気付いたのです。この作品に感謝してます。
私は、同じ作品を何十回も繰り返し見てしまう人なので、鳥や魚や犬に注目して、また見返して見たいと思います。
新鮮な視点をご指摘頂き、ありがとうございます。何か気付いたこととかありましたら、いつになるか分かりませんが、報告の書きこみを入れますね。
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